KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

日経新聞社主催のセミナー「投資信託で二度と失敗しないために」

面白いセミナーだったので、忘れないようにブログに書いておきます。日経新聞社主催の資産セミナー「投資信託で二度と失敗しないために」を大手町の日経新聞本社まで聴きに行ってきました。

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館内は撮影禁止だったので、入り口の看板を撮影してみました。でかいビルだったなぁ、日経ビル。2階の「スペースニオ」で行われたのですが、ここには日経電子版を気軽に読めるスペースがあって、日経新聞が電子版にとても力を入れている様子がわかりました。

このセミナーは日経新聞で募集されていたのですが、100名の定員に対してなんと900名の応募があったそうです。当選メールが10日ほど前に届いたのですが、来られない人がそんなにいたとはびっくりでした。僕としては、セミナーの内容よりもスピーカーのカン・チュンドさんが好きで応募したんですけどね。とてもわかりやすく投信を説明してくれるので、ファンが多いのかもしれないですね。

学んだことを、ざっと書いておきます。

ビックカメラ症候群

家電屋さんで「おすすめの洗濯機はないですか?」と聞くのはいいことです。中身がわからないものに対して店員さんに聞くといろいろと教えてくれるからです。しかし、投信に関してはそれをやってはダメだという話。手数料が高い、販売会社が儲かる投信ばかりおすすめしてくるためだそうです。投信は自分で勉強して、指名買いしましょう。


○長期、分散、低コスト

投信をする時の重要な3箇条です。長期運用、分散投資、低コスト(手数料が安い)。念仏のように覚えた方がいいでしょう。低コストというのは、信託報酬が1%以下のものを指します。


○リバランス

リーマン・ショック前は年に一回リバランスをするとよかったそうですが、リーマン後は、基準価格の振れ幅や価格変動が激しいため、半年に一回リバランスをした方が良いとのこと。「株式50%、債券50%」が1年後に「株式60%、債券40%」になった時は、株式の保有数を減らして債券比率を高め、リバランスをしましょう。


○外貨建ての投信

外国の金融機関に口座を持った方が良いかという話ですが、特にこれと言った目的がないのであれば持たなくて良いそうです。日本の投信を見てみればいくらでも海外の株式をポートフォリオに入れているものがあるので、それで十分だ、と。


○日本と海外の比率

世界的に見れば、日本の市場というのは約10%。投信もその比率にして構わないということでした。

あとは、アクティブファンドはきちんと哲学を持ったところが良いという話や、解約は一度にせずに分散して行うと良いと言う話がありました。参加者からのQ&Aがほとんどでしたが、とても濃密な90分間でした。こういうセミナーを開催してくれた日経新聞社に感謝です。最後に日経ビルを遠目に撮った写真を載せておきます。

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きれいで、大きなビルでした。一階のスターバックスカプチーノを買って帰りましたとさ。