KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

LFCにおけるスアレスの献身性

昨日の明け方にリバプールサンダーランドの試合がありました。録画で観戦したのですが、2-1でリバプールの勝利でした。相変わらず、攻撃力は凄まじく、守備力はチンチンという、内容でした。

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監督のブレンダン・ロジャースは、スウォンジーで監督をやっている時から注目していました。前線からのハイプレス、DFからつないでいくパスサッカーは、とても2部リーグから上がってきたばかりとは思えない美しさを持っていました。

リバプールでのチーム作りは、攻撃中心に行われたのか、スウォンジーほど強固な守備には感じられません。チームの好不調が激しいマンCよりも、チェルシーリバプールが優勝候補になってくるのではないかと思っているのですが、リバプールは守備の面で不安があります。

あ、タイトルと違う内容に向かってしまいました・・。スアレスについてですが、この人のプレーを見ていると、ファウルをもらうのがとてもうまいなと思います。NBAの有名な選手で「ダーク・ノビツキー」というドイツ人がいますが、この選手もとてもファウルをもらうのが上手です。

シュートを打つ時に必ず相手に体をぶつけるものですから、確実にファウルをもらってしかもそのシュートが決まるというスーパープレイを連発します。サッカーとバスケの違いはありますが、スアレスを見ていると、どうにもダーク・ノビツキーを思い出してしまうのです。

高潔な日本人からすると、「それってセコクない?」と言われそうですが、僕はファウルをもらうのも立派な技術じゃないかなと思います。相手が足を出してきそうなところにボールを置いて、ドリブルを開始。案の定、伸びてきた足に自分の足をぶつけてファウルを誘う。なかなかやろうと思って出来る技ではありません。

サンダーランド戦を観ていて、リバプールの1点目はジェラードだったのですが、スアレスがファウルをもらって得たFKでした。現在、プレミアリーグで得点王を独走しているスアレスですが、PKによる得点は一つもありません。代わりにいつもPKを蹴っているジェラードの得点は二桁行っています。

スアレスの、攻撃面での献身性は、数字以上にとても大きなものであると言えます。