KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

シーズンオフに、スタジアムに手入れできる素晴らしさ。

リバプールは、シーズンオフの今、スタジアムの芝整備をしています。芝を植えるとかそういう表面的なものではなく、排水管、ヒーティングシステムを整備して、より芝が生育しやすいような環境作りを進めています。

With 2017-18 fast approaching for Liverpool FC, the pitch at Anfield is undergoing improvements as the Reds prepare for their first home game of the season against Crystal Palace on August 19.
Photos and facts: Anfield pitch renovation underway - Liverpool FC


上の公式サイトを訪れてもらえばわかりますが、かなりダイナミックな工事をしています。全て天然芝かと思っていたのですが、3%は人工芝だそうです。

日本のスタジアムもシーズンオフにこういうことをすれば良いのになと思いますが、実は難しい事情があります。例えば浦和レッズのホームスタジアムは埼玉スタジアムです。しかし、所有しているのはさいたま市であり、浦和レッズのものではありません。

なぜクラブが保有しないのか?それは固定資産税を払わなければいけないし、他の維持費も出さなければいけません。さいたま市保有することによってそのコストが抑えられているのです。ちなみに、最近新しくできたガンバの吹田サッカー場も所有は吹田市です。

しかし、クラブが保有しないデメリットとして、アンフィールドのような改修が自由にできないということがあります。ヨーロッパのクラブでは、自分でスタジアムを所有するという贅沢な話がありますが、Jリーグのクラブではまだそういう話はありません。

Jリーグのクラブが、少しでもこういう環境になれればなぁと思う今日この頃です。