KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【Book】より少ない生き方

アメリカ人のジョシュア・ベッカーさんが書いた「より少ない生き方」を読了しました。家の中のものを少なくするとどれだけ素晴らしくて、自分の目標がより明確になるか、と言うことが書いてある本です。
 

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

 


とても良い本でした。家の中のものを少なくするとどれだけ気持ちがスッキリして余裕ができ、幸せになれるか書いてあります。日本人だと近藤麻理恵さんの存在に近いです(哲学的に似ているかどうかわかりませんが)。

極端にミニマリストを目指すのではなくて、家族と同居しながら如何にものを減らしていくか、と言うところに気を遣っています。

それは誰でも知っているが、ショッピングモールの戦略はもっと巧妙だ。わざと客が方向感覚を失うように設計し、店内をぐるぐる回って結果的にたくさん買ってしまうのを狙っている。


上の引用のように、社会が如何にあなたにものを買わせようとしているか、と言う仕組みにも触れています。これはこれで面白かった。「自分は広告にだまされないぞ。」と思っていても、うまく広告マンの術中にはまっています。そう言うようなことが本の中盤に出てきます。

人間というものは、自分のガラクタよりも、他人のガラクタのほうが目につくのだ。本人の許可を取らずに人のものを処分するのは、絶対にやらないほうがいい。


これは、私がたまにやってしまって妻の怒りを買ってしまうシーンです。この本でも、そこは気をつけようと書いてあります。現実に即したアドバイスが多く、とても読みやすかったです。