kharunaの日記

1975年生まれ。サッカーと投資が好きです。村上主義者。さいたま在住。浦和レッズ。医薬品関連。

【book】オシムの言葉

 5月から転職しまして、満員電車に揺られて東京駅まで行っております。今までは逆方向だったので、大きなiPadを広げて読む余裕がありましたが、ぎゅうぎゅうの満員電車ではiPadは少々大きすぎます。

そこで、日経電子版もKindleiPhoneで読んでおります。「オシムの言葉」は、ドイツ旅行の辺りから読んでおり、途中で投げ出すことなく読み進めております。へー、オシムさんってこんな体験をしていたのか、ということがたくさん書かれていて、涙が出そうになることもあります。

オシムの言葉 (集英社文庫)

オシムの言葉 (集英社文庫)

 

 
オシムさんがサラエボの出身だと言うことをこの本で知りました。そして90年代に大変な紛争があった地域だと言うことも初めて知りました。バルカン半島の地域は、いろいろな国が混ざり合っていて、僕にはよくわからない場所です。

衝撃的だったのは、サラエボの空港から自分が監督している地域に飛び立つときに、セルビア人が押し寄せるように飛行機に乗っているのを見て、オシムが妻に「嫌な予感がする。一緒に飛行機に乗っていかないか?」と声をかけたにもかかわらず、妻が「家に帰ってやることもたくさんあるし、今から飛行機になんて乗れないわ。」と断り、翌日からサラエボセルビア軍に包囲されてしまい、2年半、オシムとその妻は会うことができなったという状況です。しかも、妻のいる家の、近所の人はセルビア人に撃ち殺されたりしている状況です。

そんな大変な経験をして日本代表の監督になっていたのかと、かなりびっくりしました。そんな経験をすると日本なんて平和すぎてびっくりするくらいだったでしょう。

これは本当に面白い本です。サッカーのこともたくさん書いてありますが、旧ユーゴスラビアのことについてもたくさん書かれてあります。なぜならオシムユーゴスラビア代表の監督だったからです。ちょうど、ユーゴスラビアからクロアチアスロベニアが独立するときに監督だったのです。どの選手をレギュラーにするかで、各国から監督に大きな批判が起きるような状況だったのです。

その中でもオシムは淡々と勝ち続けていたようです。すごい精神力、胆力です。まだ途中までしか読んでませんが、超お勧めの本ですね。