KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

山本昌邦さんの「勝利のメンタリティー」

日経電子版で連載されている、サッカー解説者・山本昌邦さんのコラムが好きです。「勝利のメンタリティー」と言うタイトルで、月に1回ほど更新されています。今回は、柏の新しい監督・下平さんを切り口に、日本人監督が育ってきたことを綴っています。

Jリーグ1部(J1)で私が今、最も注目しているチームが柏だ。5月8日の川崎戦に負けるまで5連勝の快進撃を続けていた。試合に活気があるのも好ましい。
Jリーグ指導者に新しい波 清新なエネルギー発散  :日本経済新聞


開幕3試合ですぐに辞めてしまったメンデス監督から引き継いだ下平監督ですが、前節、川崎に負けるまで5連勝(ナビスコを入れると7連勝)という驚異的な強さを見せています。下平監督は、Jリーグができる前の柏の前身・日立製作所に入社し、日本リーグを経てJリーガーとして活躍しました。

柏、FC東京でプレーし、引退後は柏の強化部スタッフとしてスカウトやユースチームのコーチ、監督を歴任してきた。柏というクラブの裏も表も知り尽くした、まさに生え抜き。ユースの指導者だった時代に手がけた選手をいま、トップチームで使っているのだから、彼らの性格や長所短所に通じているのは当たり前だろう。
Jリーグ指導者に新しい波 清新なエネルギー発散  :日本経済新聞


柏レイソルというチームを知り尽くした監督ゆえ、興味深い選手起用ができます。そういう監督が、柏だけでなく、札幌や鹿島にもいるんだというお話しです。山本さんは、いろいろな対談やコラムを見ると「育成」が大好きです。

選手だけでなく、監督も育成段階から育っているんだぞ、ということをこのコラムで言いたかったのでしょうね。