KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

胃カメラを生まれて初めて飲んできました。

2ヶ月ほど前、人間ドックを受けた結果がちょっと前に郵送されてきました。ほとんど正常だったのですが、消化器の項目が「十二指腸にポリープの疑いあり」となっており、精密検査を受けて下さいと書いてありました。

ネットで、「人間ドック 十二指腸 ポリープ」で検索してみると、実際に精密検査をしに行ったブログなどが見つかり、ほぼ皆さん、「正常で、とてもキレイな内臓だった。」という結果になっています。

僕もまったく胃痛はなく、たぶん人間ドックの「フィルター」が広いんだろうなと思っていました。しかし最近、職場で一緒に働いていた、慣れた人が辞めて新しい人が立て続けに入ってくるという環境の変化がありました。

新しい人が入ってくると何が大変って、患者さんの対応だけで大変なのに、投薬の仕方や薬歴の書き方を教えなければいけません。薬剤師によっては、入って数日は様子を見たいからと言って、投薬をほとんどしない人もいます。

そうすると管理薬剤師の私がほとんど投薬と薬歴を担当するというなかなかハードな毎日になってしまいます。まあ、うまいやり方があるんでしょうが、他に思い浮かびません。私が全力で薬歴を書いております(笑)。

他にもなかなか改善しない部分があり、ここ数日、気のせいか、「胃が痛い」。心窩部痛というもので、胃の辺りが痛いのです。これはさすがに人間ドックの結果が頭をよぎる(笑)。そして、一緒に働いている薬剤師の人がタイムリーな話をしてきます。「私、胃に良性のポリープがあるんですよ。」

なんてタイムリーな話をしてきやがるんだ(笑)。ますます気になった私は、結局精密検査を受けることにしました。精密検査と言っても胃カメラを飲むということです。

それで、人間ドックを受けた大きな病院に行くか、駅前にある胃腸科専門のクリニックに行くか迷いました。ただ、イメージとして大きな病院はひたすら待ち時間が長く、自分の順番がいつ回ってくるのかわからない、若手の医師が担当する場合、胃カメラの使用に慣れていない、という心配がありました。

ということで、戸田市にある胃腸科専門のクリニックに行くことにしました。開業してから10年以上は経っているようなところで、ネットでの評判も良好です。前日に電話して、人間ドックでポリープを指摘されたことを伝え、胃カメラの予約をしたいと言いました。

ひとまず胃カメラの予約は取らずに人間ドックの結果と保険証だけ持ってきて下さいと言われました。あと問診次第で胃カメラをすることもあるので、朝は何も食べずに来て下さいとも言われました。なかなか丁寧な対応です。

当日は、診察時間よりも早めの8時45分にクリニックに到着し、9時20分頃に診察がスタートしました。医師は、結果の表を見ながら、「人間ドックって、フィルターを広げるとひっかかりやすいんだよね。」と良い、年齢はいくつだっけ、39歳か。身内でがんの人はいますか、いないのか。こりゃ、ほぼ大丈夫だなという話の流れでした。

どうする胃カメラやってく?と聞かれ、嫁さん心配してるんでやっていきますと答えました。すると、準備をするんで待合で少し待ってと言われました。混んでいるといきなりの胃カメラはできないそうなんですが、この日はそれほど混んでなかったのですぐに胃カメラができたようです。運が良かった。

奥の部屋に通され、ベッドで横になり、なにやら液体のようなものを鼻の中に入れられました。鼻を通しての胃カメラです。さらに、麻酔のキシロカイン(ゼリー状)も鼻から入れられました。ここの作業は看護師さんがやってくれます。

そして医師が登場し、部屋を暗くして、ディスプレイを見ながら自分の鼻→のど→食道→胃→十二指腸と見ていきます。おぉ、こうなっているのか。痛みはほとんどなく、一瞬「おえっ」てなりかけましたが、大丈夫でした。

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赤裸々に写真を公開しちゃいますが、非常にキレイな胃、十二指腸でした。ポリープはなし!おそらく、泡かなにかをポリープと間違えたんじゃないかと言うことでした。しかも、表面に少し赤い斑点があるのですが、これがあるとピロリがいる可能性も低いそうです。いたって健康な上部消化管でした。

胃カメラをぬくとき、胸がすっとして気持ちよかったですね。やはり管が入っている感じはしていました。この後、再び診察室に戻って先生の感想を聞き、何もなくて良かったねと言われ終了でした。ほっとしました。

お会計は、4290円也。思っていたよりも安くすみました。胃カメラって言うから1万円くらいするのかと思った。勉強になった精密検査でした。