KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【浦和レッズ】2015年シーズンが始まりました。(対モンテディオ山形)

2015年に入って浦和の公式戦は、いくつかありましたが、Jリーグでしかもホーム戦は特別なものがあります。第1節は湘南アウェイだったので、今回がホームで行う開幕戦。ACLXEROXスーパーカップも面白いですが、やはり長期間にわたって戦うリーグ戦は1試合1試合にドラマ、流れがあって面白いです。

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今回の相手はモンテディオ山形。昨年J2のプレイオフを勝ち上がってきた「プレス」のチームです。構図としては、山形の強烈な守備&カウンターに対して、浦和がどのように崩していくか、そこが注目ポイントでした。

山形のシステムは、5−3−2で前線の山崎とディエゴが最終ラインを追い込んでパスを出させ、サイドのケアは5バックの両端が行い、中央はアリセウがカバーするというような内容でした。

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前半は、相手のプレスもあって最終ラインが大きく前へ蹴り出し、前線の興梠や石原にうまく収まればいいなというようなあまり確実性のない作戦でした。石原はそれなりによかったのですが、興梠の動きが変だなと思っていたら、前節の湘南戦で痛めた首が治ってなかったのですね。ミシャ監督の試合後のコメントに書いてありました。

1つは興梠選手の首のケガが、なかなか治りきらないなかでプレーをしていることがあります。チーム事情で言えば、ズラタン選手・李選手の2人がケガをして不在のなか、彼は無理をしてでもチームのために戦いたいという強い思いを持って、プレーしてくれました。
ミシャ監督 モンテディオ山形戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE


ただまあ、あえてそういう戦術だったのかも知れないなとあとで思いました。山形の選手がフレッシュな時に、無理に前線に人数をかけて崩そうと思ってもカウンターを食らうだけですからね。浦和としては先制されると山形が守りやすくなるのでそこは避けたい。

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後半頭からボランチ青木に代わって、武藤が入りました。柏木をボランチに下げて武藤を2列目に入れる作戦ですね。あぁ、これは良い作戦だなと思いました。柏木が1列下がったことによって、サイドの選手がボールを持っているときにケアにいけたり、ボランチからの大きなサイドチェンジができます。また後半でよく見られましたが、柏木が最終ラインに収まり、阿部ちゃんが前に行くことによって攻撃に厚みもできます。

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山形の動きがだんだん止まってくるにつれて、中盤でボールが持てるようになってきました。前半のポーンとボールを放り込む作戦と比べるとかなり改善されたシステムになりました。

選手交代もうまく決まり、高木や武藤、関根は山形の守備をかき回していましたね。これで得点へのお膳立てが整った後半38分、阿部ちゃんの目の覚めるミドルが決まりました。Jリーグタイムでも「感RUI」に選ばれてましたね。いやすごいシュートでした。

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さて、次はACLアウェイ戦です。中国の北京国安戦。日本から応援しております。今日はナイスゲームでした。