KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

初めて国債を買いました。

約1年前に退社した会社の株を持っていて、どうしようかなと思っていました。退社する前は内部者として指定されていたので、インサイダー規定により退社してからも1年間は株を保有していなければいけないのでした。

ようやく1年を超えて、ホールドしておこうか、売ってしまって違うところに投資するか考えていました。ひとまず、自分の資産を「マネーフォーワード」で管理していて、ふと自分のポートフォリオを眺めると、現金ポジションが結構低い(=所持金が少ない)。

個別銘柄の株式や投資信託に自分の資産は大きく傾いていて、これって景気が悪くなったら自分の資産が大きく落ち込むことを意味しています。上がっているときは良いんだけど、下がるときは一気に資産が減ります。なんてギャンブル体質なポートフォリオなんだと自分のことながら苦笑いでした。

そこで、退社した会社の株を最低限だけ残してあとは現金にしました。ただ、そうすると逆に現金ポジションが大きくなりすぎて、投資の旨みがない(株式保有数が結構大きかったんですね)。どうするか考えたあげく、僕の投資ポートフォリオは、結構国内に偏っていて、海外の比率が少ないと感じましたので、「eMAXIS 先進国株式インデックス」を買い増しました(NISA口座にて)。

本当は同じジャンルだと、ライバルの三井住友がやっている「SMTグローバル株式」の方が信託報酬が安いので買いなのですが、諸事情により「eMAXIS」を選びました。まあ、昔からeMAXISだしね。

それで、最近読んだ投資の本などを参考にして、アセットアロケーションを考えた結果、日本の国債(変動金利10年型)も購入することにしました。「え?日本の国債なんて買って大丈夫なの?国の借金も多いし、将来暴落するかもよ。」なんて突っ込まれた場合、山崎元さんの言葉が胸にあります。

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山崎さんの本から引用すると、”日本国債の元利金がスケジュール通りに支払われないような状況になった場合に、もっと危ないのは日本の金融機関の経営状態だ。”とのことで、銀行に預金として預けておくよりも信用リスクが小さいそうです。

国債ってすぐに現金に戻せるのか?という質問については、保有して1年経てば、売却できるようになります。直近2回の金利分は返却しなければいけませんが、元本は戻ってきますので、1年間は使わないだろうという現金は国債購入に充てても良いでしょう。

そう言うわけで、僕のポートフォリオは今回の件でかなり変わりました。最近、個別株よりもインデックス投資に心が傾いており、もうすぐ四季報が届く予定ですが、そこまでガツガツとは行かないかも知れません。よりリスクを少なくして資産を運用できるようになると良いですね。