KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

「荒川30K」に参加してきました。

荒川30Kというマラソン大会に参加してきました。名前の通り、30キロを完走するレースです。手元の時計で2時間28分の記録でした。全く期待してなかったのですが、なかなか良い大会でした。以下、いつもより長文です。ご注意下さい。

荒川30K

1月8日に谷川真理ハーフマラソンに出場し、本日この大会に参加したのには理由があります。2月26日に開催される東京マラソンを3時間30分を切るタイムで完走するためです。仕事が朝早くて夜遅いので、疲れて平日はなかなか走れません。土日も必ず走れるわけではなく、正直なところ「これで東京マラソン、完走できるのか?」と危機感を感じていました。

そこで、無理矢理スケジュールにマラソン大会を組み込み、「どうしても走らなければ行けない状況」を作りました。それが谷川真理ハーフマラソンと荒川30Kです。埼玉に来てからそれほどレースに出ておらず、2年ぶりくらいのレースでした。

谷川真理ハーフマラソン

週に一回か二回は10キロを走っているので、ハーフマラソンは軽く走れるかなと思っていたのが間違いでした。15キロまではスイスイ走れていたのですが、残り5キロがばてばてになり、結局、目標の1時間30分を切れませんでした。ただ、一つ収穫がありました。それは20キロの距離感を思い出せたこと。これはとても大きな収穫でした。

あともう一つ、半年前から走るフォームを変えたのですが、その走り方でちゃんと20キロ走れるかどうかも心配事項でした。新しいフォームは、しっかりとハムストリングを使って大きな筋肉で走ることを意識しています。このフォームはスピードが向上するというメリットがあるのですが、大きな筋肉を使うので必要な酸素も多くなり、すぐに脈拍が上がってしまうことが大変なところです。

練習では、息が上がるとあまり無理せずにすぐに歩くという方針をとりました。今考えるとこれは良くなかったと思います。心肺機能の練習にならず、結局、谷川真理では足は動くんだけど息が上がってスピードが出ないという状況でした。

荒川30K

谷川真理で上記の失敗をしていたので、対策を立てました。まず、練習で息が苦しくなってもそのまま歩かずに走ると言う方針にしました。これはかなりしんどいのですが、スピードは徐々に上がっていき、心肺機能も鍛えられたと思います。

この荒川30K、走る前のイメージとしては「荒川沿いで風も強く、観客も少なく、エイドも良くないんだろうなぁ。」というものでした(開催者の皆さん、すみません)。ただ、東京マラソンを目標にしている私としては、30キロという距離が魅力的なのと、時期的にもちょうど良く、申し込んだのでした。

全然期待してなかったので、これが意外に素晴らしいレースでした。まず1キロごとの距離表示。そして30秒刻みのペースメーカー。元オリンピック選手もいて、なんだかテンションが上がります。個人的に、30キロ走りたかったのとその走行タイムを知りたかったので、とてもありがたかったです。

給水も3〜4キロごとにありますので、困りませんし、バナナも用意してあります。観客が少ないのと風が強いのは、レース前からあきらめていたので(笑)、全然気になりませんでした。みぞれ交じりの雨も降ってましたが、土砂降りでもなかったので助かりました。

2つのレースを終えて得たもの

30キロまでの距離感がわかったことと、あまり周りの人を気にせずに、5分/kmペースで走ればかなり楽に走れると言うことがわかりました。私はどちらかというと気分が乗ってくるとスピードを上げたり、しんどくなったらゆっくり走ると言うことをしていたので、一定のペースで走ることの良さがわかってよかったです。

東京マラソンまであと1ヶ月。あとは自分で練習して、本番に臨みたいと思います。