KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

号泣した映画「リアル・スティール」

今年は、映画を何本見たんだろうか?引っ越しの時に半券を貼った映画ノートをどこにしまったかわからなくなったので、自分の見た映画が管理できておりません。ただ、今回見た映画「リアル・スティール」は間違いなく今年見た映画の中でも五指に入る面白さでした。

一見すると、ロボットが出てきて冷たい印象、どちらかというと男子が好む(トランスフォーマーのような)作品に見えます。しかし、いざ見始めると、とても人間味のある、離ればなれになった父親と息子が再び心を通わせる、そんな感動作品でした。

内容は、非常にシンプルでわかりやすいお話です。近未来、人間に代わってロボットがボクシングや格闘技をする時代(操縦は人間が行う)。連戦連敗の主人公・チャーリー(ヒュー・ジャックマン)。ある日、離ればなれになっていた息子・マックスと再会し、ロボットの廃棄場からスパーリング用のロボット「ATOM」を発見する。そこから「ロッキー」のような成功話へと展開していく作品です。

予告から話も読めますし、「まあ、こんな話なんだろうな。」と予想もしやすいです(実際、予想の範囲内)。ただ、見せ方がとても上手です。ストーリーはわかっているのに、つい泣いてしまう。まるでちばあきおの名作「キャプテン」を読んでいるような気分になります。

唯一、予告では息子役の男の子がおとなしい雰囲気だったのですが、本編では割と生意気で、父親に反抗するような子供として登場します。そこがまた良いところなんですよね。久しぶりに心が震える作品です。是非劇場でご覧下さい!