KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

映画「カラフル」

面白いと評判のアニメ映画「カラフル」をMOVIXさいたまに観に行ってきました。あらすじは以下から。

カラフル(2010) : 映画情報 - 映画.com

直木賞作家の森絵都のベストセラー小説を、「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」などで知られる原惠一監督がアニメ映画化。原監督と2度目のタッグとなる冨澤風斗、宮崎あおい麻生久美子らが声優を務める。天上界と下界のはざ間でさまよっていた“ぼく”の魂は、プラプラという名の天使から人生に再挑戦するチャンスを与えられ、自殺したばかりの内気な少年・小林真の体に入り込む。真として生き返った“ぼく”の魂は自殺の理由を知るが、その真らしくない振る舞いで周囲の環境を少しずつ変えていく。

これは、めちゃめちゃ面白い映画でした。今年観た映画の中でもトップ5に入ります。ラストでは号泣してました。エンドロールでブルーハーツの「青空」が流れるんですが、この作品にぴったりだと思います。とにかく全てがよかった。


※ここから先はネタバレがあるので、ご注意ください。


何がそんなによかったんだろうなぁ・・。早乙女くんというクラスメートがいるんですが、その男の子と一緒に「東急玉川線」(今はもう廃線になっている)をたどって歩くシーンがあるんですよ。あの辺から一気に主人公(小林真)の心が開いていくのですが、早乙女くんの優しいキャラクターと廃線になった鉄道路線を歩くというほのぼのした設定が、とても印象に残りました。

そして号泣した、ラストの家族4人で主人公の進路について話し合うシーン。絵が得意な主人公に家族が「芸術高校に進むのはどう?」と勧めてくるところで、真は「友達と同じ高校に行く約束をしたんだ。日常の些細なことが今の自分にとって、とても大事なことなんだ。」と涙ながらに訴えてきます。ここはすごくよかった。

あと、桑原ひろかが自分に矛盾を感じて泣くシーンがあります。まあ、ここが「カラフル」というタイトルに関わってくるところなんですが、台詞もよかったなぁ(いまいち思い出せないんだけど)。

DVDで出たら、もう一回観ようと思います。